初めての土地でとにかく何もわからないことだらけ、それに躊躇して積極的になれない自分、業務は教えてくれるものだと思っていたが日本とは違う。とにかく突っ立ているだけの自分に今すぐにでも逃げ出したい気持ちになってしまいました。
コーディネーターより: 到着後は滞在先のホテルへ出発する前にコーディネーターのとブリーフィングを行います。滞在中の注意や緊急対応以外に、タイで働く上での心構えや、マナーについてもお伝えします。日本のように新人教育にマニュアルがあるわけではなく、何をすれば良いのか自分で聞かないと誰も教えてくれません。
自分から積極的にスタッフと英語で話していかないと、たとえ国外にいても英語の上達はしないのだろうと痛感しました。それからと言うもの、わからないことがあればできる限り自分から質問し、仕事に関係のないことでもとにかく明るく振舞い話しかけるように心がけました。
そうすると、今まではコミュニケーションを取れなかったタイ人スタッフも仲良く接してくれるようになり、ホテルのこと、違うスタッフのこと、プーケットでの生活のことなど、本当に多くの話をしてくれるようになりました。
そしてもう一つ感じたことは、ホテル内のことではなく、ホテル近くのコンビニの場所、お勧めのレストランなどの質問にも答えられるようにならなければいけないということを学びました。それは、例え日本人ゲストの対応をお願いされても、そのような質問を受けたときに何も知らなければ、ご案内ができないと思ったからです。
コーディネーターより: 手を合わせてワイと呼ばれるポーズを作りながら「サワディーカー(カップ)」の挨拶をするところからタイでのおもてなしがスタートします。タイ人スタッフに囲まれ、多国籍なお客様に対応することは、日本との違いやホスピタリティの在り方について考え、グローバルな視点を持つチャンスです。
だんだんと任せられることも増えてきた中で特に難しかったのは、英語での電話対応でした。国籍や年齢により英語の聞き取りずらさ、コミュニケーションの取りずらさを痛感し、最後にはゲストを怒らせて終わったこともありました。ご案内がうまくできずに怒らせてしまったゲストからの言葉には心が折れそうになりましたが、それとは逆に、日本人と言うことで喜んでもらえたり、お帰りの際に、日本人の方がいてくれて本当に助かりました。ありがとう。と声をかけて頂いたりした時は、このインターンシッププログラムに参加して本当に良かったと思いました。
それからは、失敗を自分なりに理解し、次に失敗しないためにはどうするかを考えられるようになりました。
また、日本とは違う環境下での業務で体の不調を感じる事もあり、体調の変化には常に気をつけなければいけないとも感じました。
コーディネーターより: 英会話能力の高い参加者でも、タイ、中国、インド、欧州とそれぞれの国で英語の発音が全くといってよい程違い、とても大変!と嘆かれることがあります。しかし逆に考えれば、毎日違う発音、国籍の人間と接する機会を日本で得ようと思っても、それは難しいことです。環境に恵まれた!と感じられるかどうかは自分次第。到着2週間後は体調面でもメンタル面でも正念場を迎えます。
業務の内容にも慣れ、次に自分が何をするべきかの判断ができるようになってきました。
さらに、スタッフとの関係性がいかに大切かを知り、ゲストから投げかけられた質問以上の情報を提供することにより満足度につながると言うこと、与えられた業務だけではなく何事にも積極的にチャレンジすることで、他のスタッフも喜んでそれに力を貸してくれることなど、とにかく毎日が楽しく、充実した日々が過ごせました。それと同時に、仲良くなれたスタッフとの別れも意識してきました。
コーディネーターより: 3週間目になると一定の業務には慣れ、一人でお客様の対応をすることにも自信を持てる時期です。参加した動機や、出発前の目標を思い出し、達成度合いを計ることで残された滞在期間にやるべきことが見えてくる時期でもあります。残りの日々を何となくで終わらせないために、計画を練り直しましょう。
このインターンシッププログラムに参加することにより、今まで経験したことのないほどの充実した日々を送れました。そして一番に学んだことは、自発的に行動を起こすことの大切さ、アクションを起こすのは自分からであり、与えられた環境で過ごしているだけでは何も始まらないと言うことです。
そして私にとって、各国のゲストとの出会い、別れの時にかけられたお礼の言葉、励ましの言葉は一生忘れない宝物です。
正直初日はどうしようかと思っていましたが、スタッフの皆さんも本当に親切にしてくれ、自分から進んでコミュニケーションを取ることで今まで経験したことのない国際交流ができたと実感しています。
コーディネーターより: ホテルインターンに参加される方は、出発前は語学力の成長に重きを置いた滞在を想定されていますが、帰国時には「メンタルが鍛えられた」、「来る前よりコミュニケーション能力がついた」という感想を多く頂きます。ホテルのゲストリレーションには避けられないトラブルも多く、困難な場面にも冷静に対処するスキルや、自ら行動して問題を解決する積極性が問われます。語学の面での成長はもちろんですが、新しい自分を見つけたい、自分の殻を破りたいという方にもぴったりのプログラムだと感じています。
【モーニングシフト】
【アフタヌーンシフト】
前半2週間
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